空間へのこだわり

建物の醍醐味:和建築の贅と粋が香る細部の意匠

相模湾を臨む海岸通りに建てられた邸宅。
床の間廻り付け書院の障子や組子欄間、窓ガラス、丸窓の意匠などが、奇跡的に今もそのまま残されていました。
住宅でありながら接客を意識した質の高い造りであることがうかがえます。

  

庭の醍醐味:日本の名庭100選を手掛ける庭師による和庭園

入口には、まるで天に駆け登る龍を思わせるように、うねりながらも樹勢衰えぬ黒松がお客様をお迎えします。
海からの風が、横長窓を通して邸内から庭に抜けます。
その庭は、日本の名庭100選を手掛けた京都の庭師、平井幸輝氏渾身の作。
相模湾の波の白瀬や、漁を終えて帰港する船の情景を、さまざまな造園の技法を巧みに織り交ぜて表現して魅せます。